東京パラリンピックも「観戦無観客化」へ。残念な結果に!
こんにちは、ディアパートナー行政書士・FP事務所 代表の瀧澤です。
先般、8月24日から開催される2020東京パラリンピックの競技観戦が無観客の中で行われることが決定されました。パラリンピックでは東京、千葉、埼玉、静岡の4都県の21会場で競技を実施し、一般向けの観戦チケット約77万枚を販売済みでした。
ただし、実施が決まった児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」は、当初68万枚の申し込みがあったようですが、新型コロナウイルスの影響でキャンセルが相次ぎ、半分を大きく下回る見通しです。
東京パラリンピック組織委員会では、パラリンピック大会終了後に払い戻すことを発表しました。
チケット購入者がログインできるチケットサイトをみますと、こんなメッセージが掲載されていました。
「オリンピック・パラリンピック開催の1年延期」に加えて、ほとんどの競技が無観客で実施されるという、異例のオリンピック・パラリンピック開催となってしまいました。
私もパラリンピック閉会式のチケットを持っていたので、その日程でホテル予約もしてありましたが、昨日、キャンセルしました。チケットホルダーとして大変残念な結果ですが、コロナウイルス感染拡大防止のためには致し方ありませんね。(結局、チケット購入の際の振込手数料分だけは私の損失になります。ただし、VISAカード支払いでは損失は発生しません。)
専用ウェブにログインしてみると、チケット情報は以下のように表示されていました。
東京オリンピック・パラリンピックの誘致が成功した時、まさかこのような事態になるとは誰も思いもしなかったでしょう。運営する組織委員会の皆さまには、せめて、パラリンピックに参加する選手の実力が発揮しやすい環境をご提供いただきたいと思います。
私たちはテレビ観戦ということになりますが、先月の東京オリンピックのようにたくさんの競技が放送されるのでしょうか。おそらくオリンピックのように多くの競技が放映されることはないとは思いますが、機会を捉えてテレビ観戦してみたいと思います。
私の住む長野県では、二十数年前に「1998長野冬季オリンピック」と日本で初めての冬季パラリンピックとなった「長野パラリンピック」が開催されました。スキージャンプ団体(原田選手や舟木選手が活躍)が逆転で金メダルを獲得した時のオリンピック・パラリンピックです。
「長野パラリンピック」では、私は当時小学生だった子供たちと「長野パラリンピック閉会式」を観戦しました。その時に、非常に感動しましたので、今回、東京パラリンピック閉会式チケットを申し込んだ次第です。
現在、同居する二女も、パラリンピックには感動したようで、パラリンピックの1年後、1999年3月に開催された「長野パラリンピック1周年イベント」にも一緒に参加しました。(長野オリンピック・パラリンピック終了後に長野市から松本市に転居した私たち家族、このイベントには松本市から長野市へ出かけての参加となりました。)
1998年当時は、まだパソコンなどもあまり普及しておらず、ガラケー携帯電話も普及途上でした。したがって、観戦チケットは紙媒体のみ。ですので、今回東京オリンピック・パラリンピックのような度重なるチケット取扱いの変更には、とても対応できなかったと思います。今の時代だからこそ、直前の路線変更にも対応できるのでしょうね。
パラリンピックの聖火リレー関連行事も、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、予定より縮小された運営になっていますが、無事に聖火台への点火が行われることをお祈りします。
それにしましても、開催月に入ってからの方針決定・路線変更ですので、組織委員会事務局のスタッフ皆様のご労苦には察して余りあるものがあります。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、大会を支える警備や運輸などに携わる方々、ボランティアの皆さまの処遇などもなんとか目途をつけなければなりませんし、大会が終わった後にも、チケットの払い戻し手続きがありますので、通常のオリンピック・パラリンピックよりは煩雑な手続きが残されています。
今回のパラリンピックはオリンピックと同様、今までにはなかった困難な状況の中で開催される極めて特異なパラリンピック開催ということができると思います。そんな中でも、いざ、パラリンピックが始まれば、アスリートたちの活躍ぶりが注目されていくような大会になってほしいと思います。
私は4月初めに長野県内を巡った東京オリンピック聖火リレーの点火セレブレーション会場(4月2日松本市会場)でのイベントをみることができただけでも幸せかもしれませんね。
東京オリンピック無観客化が決定した際には、せめて、パラリンピックでは、コロナウイルス感染拡大も収まり、ワクチン接種も進んで、観客を入れた盛り上がった大会になることを期待していたのですが、重ね重ね残念です。
8月17日、パラリンピックの選手村開村と日本選手団の団結式が行われました。最後になりますが、パラリンピック組織委員会の関係者の皆さまもこれから綱渡りの日々が続くとは思いますけれども、盛り上がった記憶に残る大会になることを期待しています。
【追記】
8月23日に東京オリンピック組織委員会からオリンピックチケット保有者あてにメールがあり、払い戻しのための「金融機関口座登録期間(予定)」は、2021年10月1日(金曜)から2021年10月12日(火曜)午前11:59までという連絡がありましたので、払い戻しにはまだまだ時間がかかりそうですね。
当然ですがパラリンピックはこれよりも遅い時期に、払い戻しのための「金融機関口座登録期間(予定)」が設定されるようです。年内にはきっちりと精算いただければよいのですが・・・(でも、全額返金されて有難いことです。3年間ほど良い夢を見させてもらいました!)