人生を豊かにするために「お金を経験と思い出」に!
みなさん、こんにちは!「家族信託」や「遺言書」など生前の相続対策に特化した取組を行うディアパートナー行政書士事務所です。
先日、私が参加してる「一般社団法人 法人顧問FP協会」の現地セミナーが東京新橋で開催されて参加してきました。「法人顧問FP」は、中小企業オーナー向けに、会社とオーナー夫妻の将来を両輪でより良いものにしていこうとする志をもったFP(ファイナンシャルプランナー)の集まりです。この現地セミナーには約40名の方々が全国各地から参加されました。
現地セミナー終了後には懇親会も開催されたのですが、そこで法人顧問FPの方々と情報交換したのですが、今回改めて感じたのは、「お金より経験や思い出づくりが大事」だということでした。今回はこの視点に着目してブログ投稿します。
「一般社団法人 法人顧問FP協会」ホームページ↓
https://alpla.mykajabi.com/products/2024/categories/2154377706/posts/2173677579
人生を豊かにするために、お金を経験と思い出に変える – シニア層の皆様へ
年齢を重ねることは、人生の経験を豊かにし、思い出をたくさん積み重ねることでもあります。しかし、シニア層の中には、節約や貯蓄を優先し、楽しみや経験に対する支出を後回しにしている方も少なくありません。最近の物価高、年金支給の実質的減少など、将来が不安になる事象もありますし、メディアではネガティブな、場合によってはセンセーショナルな情報として大きく取り上げられていたりします。
確かに、将来に備えてお金を貯めることは不安解消のためにも重要なことですが、そのお金を使って素晴らしい経験をすることも同じくらい重要なのではないでしょうか。
ビル・パーキンス氏の著書「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」では、お金をただ貯めるのではなく、人生を豊かにするために「経験」と「思い出」に使うことを提案しています。
「DIE WITH ZERO」での提案は、私をはじめ、シニア層の方々にとっても大いに参考になるものです。「DIE WITH ZERO」でも述べられていますが、健康で足腰がしっかりしているうちに経験や思い出に対して積極的にお金を使うことを勧める理由について考えてみたいと思います。
お金を経験と思い出に変えることの価値
1)経験は無形の財産である
お金は物質的なものを買うために使われることが日常的には多いのですが、経験というのは心に残る無形の財産です。旅行、新しい趣味、友人や家族との特別な時間など、これらの経験は一生の宝物となります。物質的なものは時間とともに価値が減少することがありますが、経験と思い出は年を重ねるごとにその価値が増していくといえます。
2)健康が許すうちに
私も実感しているのですが、年齢を重ねるとともに、体力や健康状態は年齢とともに徐々に悪い方へと変化していきます。今、足腰がしっかりしているうちに、行きたい場所へ旅行したり、新しいことに挑戦したりすることは非常に大切なことだと感じています。健康で活動的なうちに得られる経験は、後々の人生での大きな喜びとなります。
本日私は、血糖値の定期検診に担当医を訪ねたのですが、血糖値の高止まりしているのも「加齢ですね」といわれて納得している今日この頃です。まだ服薬の必要はないものの、健康なうちに各地を旅行して、その土地の名物料理を食べておかないと後悔すると思いました。それにきっと味覚という感覚も年齢とともに衰えると思うのですよ。
3)思い出は人生の質を高める
思い出は、日常の中で幸せを感じる瞬間を増やしてくれるものです。家族や友人と過ごした楽しい時間や、自分自身の達成感を感じた瞬間は、何度も思い返すことができ、その度に幸福感を味わうことができます。とくに私たちシニア層にとっては、過去の思い出が心の支えとなることが多いと感じています。よって「思い出づくり」にお金と時間をかけることはとても有効で有意義なことだと思います。
経験と思い出づくりの具体的な提案として
1)旅行を計画する
死ぬときに後悔すること25(大津秀一『死ぬときに後悔すること25』(新潮文庫))に「行きたい場所に旅行しなかったこと」という項目が挙げられています。
今からでも遅くはありません。行きたかった場所、見たかった風景、体験したかった文化や料理に触れる旅を計画してみましょう。旅先は国内外問わず、新しい場所を訪れることは刺激的であり、心を豊かにしてくれます。家族や友人と一緒に旅行することで、さらに深い思い出を作ることができます。足腰がしっかりとしていて、五感が衰える前にぜひ、計画してみましょう。
私自身、定期的に旅行の計画をスケジューリングしています。ときには「一人旅」、ときには「家族・友人」と。旅行の都度、新しい発見があります。とくに旅行は、健康状態が良好なうちに体験しておいた方が有利だと思います。旅先でよく目撃しますが、健康状態が良好でないと、トイレや移動時間の心配など不自由なことが多くなるようです。(しかしながら、きっと私は健康状態が不良になっても旅行に生き続けるのではないかと思いますが(笑))
2)新しい趣味を始める
死ぬときに後悔すること25(大津秀一『死ぬときに後悔すること25』(新潮文庫))に「自分のやりたいことをやらなかったこと」が挙げられています。
絵画、音楽、ダンス、ガーデニングなど、興味を持っていたけれど挑戦できなかった趣味にトライしてみてはいかがでしょうか。新しいスキルを習得することは、脳を活性化させ、生活に新たな楽しみをもたらします。そして趣味を通じて新しい友人を作ることもできるでしょう。
3)家族や友人との時間を大切にする
同様に死ぬときに後悔することとして、「会いたい人に会っておかなかったこと」を挙げる人がとても多いらしいのですが、家族や友人との特別な時間を意識的に作りましょう。
わざわざ会いに行くことも時には必要でしょうし、一緒に食事をしたり、小旅行に出かけたり、日常の中で楽しいイベントを企画することで、深い絆を育むことができます。とくに私の場合、孫とのふれあいの時間は、私にとっても、孫たち次世代にとってもかけがえのない思い出の時間となっています。
4)経験や思い出を贈り物に
物ではなく経験を贈り物にすることも一つの方法です。例えば、家族と一緒に過ごす旅行や、特別なイベントのチケットを贈ることで、共有の思い出を作ることができます。
私たちが取り組んでいる「自分史えほん」は、人生の中で印象的な経験や思い出をいくつかのシーンにまとめる絵本製作サービスですが、これもモノを買うのではなく「経験や思い出」を購入するサービスになるのではないでしょうか。長野県松本市のふるさと納税には「自分史えほん作成サービスギフト券」も返礼品として取り扱っていますので、贈り物にすることも可能です!
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シニアである私自身がシニア層の方々に伝えたいこと!
人生の最晩年に振り返った時、どれだけの物質的な財産を持っていたかよりも、どれだけ豊かな経験と思い出を積み重ねてきたかが、人生の満足度を大きく左右するのではないかと考えています。お金を貯めることも大切ですが、それを使って人生を豊かにすることも同じくらい重要なことです。
公的機関が発表している統計でも表れていますが、日本人は人生最期の時に一番資産を有しているのだそうです。早い話が「貯めて死んでいく」ということでしょうか。
シニア層の皆様、今こそ、健康で足腰がしっかりしているうちに、お金を使って素晴らしい経験と思い出を作ることを考えてみてください。その経験は、あなた自身の人生をより豊かにし、後々まで心に残る宝物となるでしょう。
シニアのひとりである私は、これからもお金を有効に使って、自分の人生にとって素晴らしい体験と思い出を作ることを最優先に日々暮らしていきたいと思います。