塩尻市で「公務員副業」学習会の講師を務めました!!
今年度から公務員の副業許可基準の明確化を行った長野県塩尻市で「公務員の副業」学習会の講師を務めました。
みなさん、こんにちは!「家族信託」や「遺言書」など生前の相続対策に特化した取組を行うディアパートナー行政書士事務所です。
当事務所は「相続の相続対策」のほか、全国各地で取り組まれつつある「公務員の兼業・副業」を支援する業務を展開しています。
長野県塩尻市で公務員の副業がOKに!
今年度、長野県塩尻市職員の副業基準が明確化されました。長野県内の77市町村では初めての基準明確化になります。
塩尻市は人口約6万7千人、長野県松本盆地の南端に位置しています。北アルプス、鉢盛連峰、東山・高ポッチ山、さらには中央アルプスの山並みを背景とした田園風景の広がる、きれいな水と緑に囲まれた歴史ある街です。
ワインの銘醸地(桔梗が原ワインバレー)としても知られている他、質の良い米や水で造られた地酒なども有名です。また、本山のそばや伝統的な焼き物、自然の植物を利用した草木染めなども特産品に数えられています。
工業も盛んで精密機械、電気機械などの製造業が市内に立地しており、その製造品出荷額は長野県トップクラスです。
特筆すべきは、民設公営の起業家を応援するためのコミュニティスペース「シビック・イノベーション拠点スナバ」が設置され、活発な活動を行っています。(画像はスナバ内部)
塩尻市役所といえば、地方公務員ながら全国で注目される活躍を行い、全国的にも知名度の高いスーパー公務員「日本一おかしな公務員」塩尻市職員の山田崇さんが有名ですが、今春退職し、新たな進路に挑戦しています。
こうして長野県内でも先進的な取り組みを数々行っている塩尻市、とくに起業家を応援するためのコミュニティスペース「シビック・イノベーション拠点スナバ」は出色のシステムではないでしょうか。
学習会講師の依頼される!
今回、塩尻市職員の副業基準見直しを受けて、塩尻市役所(正式には、塩尻市職員労働組合)から「公務員の副業」についての学習会講師の打診をいただきました。
私は、長野県職員時に長野県知事から「公務員の兼業許可」を得て活動を行っており、その活動が日本経済新聞社が主催する「日経ソーシャルビジネスコンテスト」ファイナリストを受賞しておりますので、そのような経験や実績から講師の依頼をいただいた形となっております。
長野県では、長野県庁が全国の都道府県で初めて公務員の兼業許可制度を明確に基準化しましたが、市町村単位では塩尻市が初めての制度化ですので、地域貢献の観点から「ソーシャルビジネスの可能性」についての言及も期待されてのことと理解しています。
こんな感じで学習会の講師を!
塩尻市職員労働組合(自治研・組織調査部)からのご依頼により、7月20日夕方、塩尻市役所大会議室で開催された「地方公務員の副業についての学習会」の講師を担当しました。
この学習会は、就業時間終了後の17時45分から19時20分まで開催されました。冒頭と終了の主催者挨拶を除き、私の講演時間は約90分でした。
労働組合の組合員対象ということですので、参加者は皆さん20~40歳代の方々でした。(ベテラン公務員の多くは管理職になっており、組合員ではありません。)
画像をみていただくとお分かりの通り、若手公務員が多数ご参加いただきました。(画像内でカメラを構えている人が写っていますが、この人は地元新聞社の記者です。)
今回の講演はおおよそ以下のような内容で構成しました。
・北海道放送「公務員副業」のニュース(日高振興局ほか)
・長野県庁兼業許可制度
・私の公務員兼業の取組み(日経ビジコン受賞)
・公務員の副業・兼業の現状
・公務員の副業・兼業の事例(奈良県生駒市ほか)
・働き方改革による副業の推進事例(民間企業等)
・公務員副業のカベ
・塩尻市職員としてどう活用するか などなど
動画や各機関の実態調査や意識調査の結果を踏まえて、塩尻市役所職員として、今回の「公務員副業の許可制度」をどのように活用していくかを詳しくお話させていただきました。
主催者のもとに、感想が寄せられており、私にもお送りいただきましたのでご紹介させていただきます。
・昨日は、お疲れさまでした。 片付けもせずに失礼しました。 これまで見たことのない資料もあって、直接説明受けられたのでいろいろと参考になりましたよ!
・学習会の開催ありがとうございました。副業のやる気はあったのですが、方法や事例がわからずでした。今回お話を聞けてよかったです。
などなど、参加者の皆様には好評だったようです。
「公務員の副業」の現状は?
「公務員の副業・兼業」に関しては、全国的にみても始まったばかりで、まだまだ資料や文献も少ないのが現状です。(そのために当方に講師の依頼が舞い込んだものと思います!)
私の場合は、長野県庁で公務員の兼業許可を得て、2年間取り組んだ実績があり、その活動が日本経済新聞社主催「第4回日経ソーシャルビジネスコンテスト」ファイナリストを受賞しました。
また、ビジネス創出拠点であるスナバ(塩尻市)、サザンガク(松本市)に所属して活動した実績もあります。
公務員の副業・兼業を考える場合、新しい事業を興す場合は「ソーシャルビジネス」という視点が極まて重要になってきます。こうした点でも、「日経ソーシャルビジネスコンテスト」の受賞歴のある自分は適任ではないかと自負しております。
今回の塩尻市の取組みを受けて、今後、長野県内においても公務員の兼業副業の許可基準明確化はどんどん進んでいくのではないかと思われます。
「公務員の副業」に関しては、最新の状況も踏まえて、関心のある全国の公務員の皆さんにお話しできるコンテンツを準備しておりますので、お気軽にお問合せください。
そうは言っても、今回の塩尻市での学習会講義が好評で内心ホッとしている私です。
今後の「公務員の副業支援」について、しっかりと取り組んでいきますので、「公務員副業」や「公務員兼業」などについて、お気軽に講師依頼やお問い合わせをお待ちしています。