【実践記】任意継続組合員証が届いた

　地方公務員（長野県職員）を定年退職した翌日の４月１日、長野県庁総務部職員課内に設置されている「地方職員共済組合長野県支部」から「特定記録扱いの郵便物」が届きました。中には、退職前に申請していた「任意継続組合員証（健康保険証）」が同封されていました。

　３月３０日夕方、携帯電話に電話があり、任意継続組合員証の発行するにあたって、「戸籍上は瀧澤」ですが「今までの組合員証と同様の滝沢」で良いですか。という問い合わせがあったので、きっと３月３１日に投函し、４月１日から引き続き使用できるようにしてくれたのだと思いました。

　ちなみに、戸籍上の「瀧澤」を使っているのは「マイナンバーカード」で、「滝沢」は運転免許証や銀行口座などで使用しています。こうなったのは、公務員として就職する際、やはり公務員であった今は亡き父親から、「これから名前を何千回と書かなければいけないので、県庁では、”瀧澤”でなく”滝沢”を使用したほうが良いかも」と言われ、確かに「瀧澤」の画数、半端ない多さですので、アドバイスに従って簡単な「滝沢」で手続きし、公務員生活を乗り切りました。銀行でも特に支障になることもなく、免許更新などもすんなりと行われましたので不便に感じたことはなかったですね。

　ただ、山が多い長野県、「タキザワ」姓が各地にたくさんご在住で、「瀧澤」、「滝沢」、「滝澤」、「瀧沢」などが戸籍上の姓となっている方がいて、私もよく「滝澤」さんと表記されることがありました。不便に感じたのはそれくらいですかね～。

　運転免許証などは簡単に変更できるようで、免許センターで「”戸籍上の表記”に変えますか」と言われましたが、銀行口座が簡単な「タキザワ」だったりするので、写真付き身分証は「マイナンバーは”瀧澤”」、「運転免許証は”滝沢”」にして、「姓問題」に関して支障なく人生を乗り切り切るつもりです。

　話は脱線してしまいましたが、退職後の医療保険の手続きについて、「再就職する場合」と「再就職しない場合」があります。

　再就職する場合は、以下の２つのケースです（地方公務員の場合）。

１　再就職先の事業所の健康保険に加入する（加入手続き先：再就職先の事業所）

２　引き続き、再雇用の場合は現在の健康保険証を使用する（他の官公庁に移った場合は再就職先の官公庁等で手続き）

　私のように再就職しない場合の選択肢は以下の３つが考えられます。

１　国民健康保険に加入する（加入手続き先：住所地の市区町村役場／14日以内に届出）

２　家族の被扶養者になる※（加入手続き先：家族の勤務先／5日以内に届出）

　※所得や生計・扶養などの観点から、認定要件があるため、家族の勤務先への確認が必要

３　任意継続組合員として共済組合に加入する（加入手続き先：地方職員共済組合／20日以内）

　私は所得や扶養面から、２の「家族の被扶養者」は認められないため、今回、３の任意継続組合員として手続きし、任意継続組合員証の発行となりました。任継続組合員は２年間という期間限定がありますので、その後、再就職しない場合は国民健康保険への加入となります。

　下は、３月１日付けで申請していた任意継続組合員資格取得申出書です。（資格取得で保険証が交付されます。）

　気になる任意継続の掛け金ですが、詳細な算出方法は省略しますが、現役時の掛け金と比較してみますね。

・任意継続掛け金　現役時掛け金の約１．５３倍

・介護掛け金　　　現役時掛け金の約１．６６倍

　現役時は、事業者側と折半になりますので、約２倍になると予想していましたが、１．５倍強の掛け金です。

　掛け金の納付方法は、毎月払い、半月前納。１年前納から選べる設定になっていました。

　私は、６月に一人会社を設立し、その会社の健康保険に加入する予定にしていますので、今回はそれまでの暫定的な保険加入ということで、毎月払いにしました。

　一人会社を設立し、他の保険の被保険者になったら、任意継続組合員資格喪失申出書を提出して、今回交付された保険証を返納する運びです。

　任意継続組合員証と一緒に、掛け金納付書が１２か月分、それと下の受領書が同封されていましたので、受領書を返送し、納付書で１か月分を掛け金納付しました。

　

　私と一緒に３月末で定年退職した同期の人は、他の事業所に再就職し、そこへ引き継ぎに行ったとき、「健康保険証は４月２０日頃の交付になるのでそれまで我慢して！」といわれたそうで、私が申請した任意継続組合員証交付も４月後半と思っていましたので、４月１日から支障なく使えるように手続きしていただいた、長野県の担当者様にはスペシャルサンクスです。

　今後、一人会社を設立し、その会社の健康保険に加入する時の実践記（きっとバタバタするんだろうな～）を投稿しますね！