人生の主役は自分自身
本日、令和3年3月31日付けをもって、42年間、地方公務員として勤務した長野県庁(長野県職員)を定年退職となりました。
今週日曜日、高校時代のクラスメートが急逝されました。彼も近隣の市役所に勤務する地方公務員(市職員)でした。
突然の訃報を受けて、図らずもクラスメート同士の連絡を取り合うこととなったのですが、彼は教育委員会関係の仕事をしており、4月2日に実施される「2020東京オリンピック聖火リレー」の関連業務の担当をしていたようです。
さらに、急逝される3日前に、長野県内放送局のテレビニュースに「聖火リレーの取組み」を報道され、テロップ入りのインタビューを受けていたということで、精力的に業務をこなされていたようです。コロナに翻弄される聖火リレースケジュールが何らかの影響を与えたのかもしれません。
同級生ですので、彼も今月末で市役所を定年退職になる予定で、引き続き、市役所に再雇用する予定になっていたということです。
「前日までとても元気だった」そうですが、急逝されました。定年退職まであと4日間でした。心からご冥福をお祈りいたします。
今回、こういった定年退職を迎える時期にクラスメートと連絡を取り合うことになりましたが、定年退職後の進路は様々です。
「再雇用で働いている人」、「定年退職し悠々自適に生活している人」、「子育てが一段落してから働き始めている人」など様々でした。やはり、再雇用で働いている人が多かったのですが、私の想像以上に多かったのが「定年退職後は働かない」道を選んだ人です。
長野県という地方の特性上、自家消費程度の農家が多いということで、自分の家で食べる米や野菜を作るという人が多いからかもしれません。
私のように「定年退職後は起業」という人はいませんでした。やはり、まだ少数派なのかもしれません。
「何の前触れもなく(恐らく本人も)急逝する」、「明日生きているかの保証はない」ということは、誰しも頭の中ではわかっているものの、改めて生存の不確実性を認識しました。
今回の出来事は、明日から起業しますが、「この世を去る際に決して後悔しないような行動を取りたい」と深く決意しました。特に、漫然と日々を過ごしてしまうことがないように気をつけたいと思います。
しかし、還暦のこの身、健康第一で無理をしないよう、のんびりと、しかし着実に取り組んでいきたいですね。
昨日の「2021標語カレンダー」は、「人生の主役は自分自身」でした。
シンガーソングライターのさだまさしさんの楽曲に「主人公」という歌があります。私たちが高校時代に発売されたアルバムレコード(時代が分かりますね(笑))に収録されていますが、「私の人生のなかでは私が主人公」ということを歌っておられます。
急逝された彼と出会った高校時代に流行していたこの曲のテーマは、私をはじめ残された同級生へのエールとなりましょう。(合掌)