空きビルを利用した演劇公演が無事終了!
ディアパートナー行政書士・FP事務所 代表の瀧澤です。
今回は、私も取組みに参加させていただいている、長野県松本市内の古くからある商店街の「演劇」をテーマとした活性化事業について投稿します。
演劇公演「オヒガンホリデー」
以下は、演劇公演のチラシからの抜粋です。
かつて松本で一番の繁華街だった「うらまち」は、時代の波に取り残され、ひっそりと佇んでいる。そこで店舗や地元のみなさんの協力のもと、多彩な街の魅力を発信しつつ、新たなアプローチ(エンターテイメント)で活気を取り戻そうというプロジェクトです。
6月25日から3日間、全4公演行われた今回の演劇公演「オヒガンホリデー」ですが、これはこのまちづくりプロジェクト活動の一環であり、今年度は4作品の上演を予定しています。
正式名称「信州松本うらまちレジリエンス・プロジェクト」は、令和3年度の長野県の補助金である「地域発元気づくり支援金事業」に採択されて活動しています。
公演内容は?
気になる内容はというと、(チラシによれば)
うらまちの下宿屋で巻き起こる滑稽で心温まる人間模様と、亡き夫との束の間の再開と別れを描いた、胸の奥がキュンとする、おかし切ない小さなラブストーリー。
公演会場となったのは、魚長ビルの2階で今は使われていない、かつてショーパブだったと思われる空き店舗(かなりの面積があります)です。そこに、お芝居舞台を設置しての公演です。座席は、かつて店舗で使われていたと思われるデラックスめのソファー風椅子です。
私は、1日目と3日目の公演お手伝いをしたのですが、1日目は立ち見も出る大盛況ぶり。ただし、コロナ感染防止対策はきちんとしっかり実施しております。お越しいただいたにもかかわらず、翌日からの2~4回目公演に出直していただくお客様もいらっしゃり、活況を呈していました。
2日前に地元タブロイド新聞に2面にわたって、「演劇稽古の様子」が掲載されたことも地元では影響しているものと考えられますが、中には、京都や愛知、東京、茨城などからお越しになったお客様もいて、コアなファンは「待ってました~」という感じだったのでしょう。
そうそう、お花もこのような感じになってましたよ。
第1回目と第4回目の上演を見せてもらいましたが(チケットは1回分をお支払い)、1回目と4回目では演出が大きく変わっており、4回目は本当に感動しました。(4回目を見た方は、口々に「感動した~」「ウルウルきた~」と言って満足げに帰っていかれました。)
演出家曰く「お芝居は進化していく」。4回目上演の前に、「1回目とは変わっているから」とは言っていましたが。
演じる劇団員の皆さんも、みなスケジュールを調整して、稽古も含めて、県外から松本に集結していただきました。(一番遠くから来たメンバーは長崎県からだそうです、敬意を表します。)。
演出家母校の演劇部、初の全国大会へ
また、今回、演出家やプロジェクト責任者の母校(私の母校にもなります)である長野県松本県ヶ丘高校の演劇部が、校史上初となる、演劇の全国大会に出場(全国12校が出場)することになり、その支援のための募金も呼びかけられました。
本来であれば、出場する演劇部の高校生がきて呼びかけをするところですが、あいにくこの3日間は、高校の文化祭「縣陵際(けんりょうさい)」が開催されており、オンラインで演劇上演もあるとのことで、OBによる呼びかけとなりました。お陰様で、帰りがけには多くの募金をいただくことができました。
今年の全国大会は、和歌山県で開催されるということですが、全国で12校の出場枠に入るというのはスゴイことですね。演劇部としては、校始まって以来の快挙です。(演劇部の部長先生もOBで私たちの1学年上の先輩だそうです。)ぜひ、和歌山の地でがんばっていただきたいと思います。
今後のプロジェクト取組みは?
今年度の演劇上演は、あと3作品を予定しているようですが、「信州松本うらまちレジリエンス・プロジェクト」は演劇公演だけにとどまらず、様々な試みで、街の回遊性を高め、人通りを増やす取り組みを行っていきます。
そうそう、このブログを書いている今日も、20時から打ち合わせを行う予定になっています。利害関係がない、様々な年齢層、異業種の人たちが集まって取り組んでいくのは楽しいことでもあります。
今後も「信州松本うらまちレジリエンス・プロジェクト」の取組みを折に触れて投稿していきますので、お楽しみに!