【実践記】知らない人は損している「GoToトラベル」

ホテルが建つ場所はぶどう畑

 こんにちは。ディアパートナーFP事務所 代表の瀧澤重人と申します。

 先般、観光庁は、政府の観光支援事業「GoToトラベル」の利用者数の速報値を発表しました。

 この発表によりますと、7月22日(水)から9月15日(火)までの利用宿泊数は、約1,689万泊、割引支援額は、約735億円だということです。「GoToトラベル」の事業予算は、事務委託費を含めて約1兆3500万円です。ちなみに宿泊旅行で7300万人分、日帰り旅行で4800万人分を想定して、事業が開始されました。キャンペーン期間は、当面1月末までとなっていますが、予算の消化状況によっては延長もあり得るとのことです。10月1日から東京都発着の旅行が対象に加わったことから、今後、順調な利用者が見込まれます。

 コロナ禍ではありますが、経済的に余裕のある方は、新型コロナウイルス感染に注意しながらも、大変おトクな「GoToトラベル」を利用して、国内旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 「GoToトラベル」の地域共通クーポンが利用開始となった今月、隣県へ1泊旅行に出かけましたので、 「GoToトラベル」の恩恵を検証してみたいと思います。

 正規宿泊料金(オプション・税込み)が91,960円で、代金割引が30,297円、支払額は、61,663円でした。割引料金のうち、28,000円がGoToトラベル分、2,207円分は予約サイト独自の割引です。

 そもそも、「GoToトラベル事業」の概要をまとめると以下の通りです。

〇国内旅行を対象に、宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を支援(宿泊は1人1泊2万円、日帰りは1人1万円が上限)

〇給付額のうち、7割は旅行代金の割引に、3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与(宿泊の場合の給付額上限は、1人1泊14,000円、地域共通クーポンは6,000円)

〇連泊や利用回数の制限はありません。

 したがって、今回の場合、宿泊料が1人1泊41,580円ですので、上限の14,000円が給付額となります。2人宿泊ですので、支援額は28,000円になりました。

 地域共通クーポンは、10月1日分から使用可能となり、9月29日にクーポン取扱店舗マップが公開されました。(かなりタイトなスケジュールで事業運営がなされている感じですね~)

 地域共通クーポンの概要をまとめると、以下の通りです。

〇10月1日以降に開始するGo To トラベル対象旅行について、旅行代金の15%を付与(※1,000円未満は四捨五入。端数が500円以上の場合は1,000円のクーポンを付与)

〇付与上限は、1名1泊あたり6,000円分、日帰りの場合は3,000円分

〇旅行期間中、旅行先の都道府県内と隣接した都道府県内の対象店(飲食店・土産店・観光施設・体験メニュー・交通機関など)で、地域共通クーポンを使って代金の支払いに利用可能。

〇「紙クーポン」と「電子クーポン」の2種類があり、お釣りはでない。(配布方法は旅行を予約した事業者により異なる。)

〇取扱店舗は、店頭のステッカーやポスター表示している。

〇「地域共通クーポン」は宿泊代金そのものや各種キャンセルには使用不可。

〇「電子クーポン」の受取や利用には通信のできるスマートフォンが必要。

 9月末に公表された地域共通クーポン取扱店舗の中には、衣料品や薬局、スポーツ店などの全国チエーンも参加しており、私が住んでいる長野県でも、中核スーパーマーケット店舗が参加しています。

 1泊2日の宿泊ですと、地域共通クーポンの利用期日は、宿泊の2日間になります。そして、利用可能な地域は、宿泊する都道府県とそれに隣接する都道府県内です。

 今回、隣接する新潟県に宿泊しましたので、旅行から帰宅しても、その日なら利用可能です。言い換えれば、居住地に隣接する都道府県に宿泊すれば、地元スーパーマーケットでも利用ができます。

 これって、スゴクないですか?旅行から帰ってきて、明日からの食料品・生活必需品を地元店舗で購入できるのです。家族大勢で旅行に行けば、ちょっと値の張る商品まで買うことができます。

 今回、利用上限いっぱいまで利用しましたので、地域共通クーポン券やレシートもご覧いただきながら、「GoToトラベル」の恩恵をお話ししますね。

 今回は上限額6,000円の2人分で、12,000円の地域共通クーポンが受け取れることを案内しています。クーポンの使い方を説明するページもありました。

 上の画像は、宿泊日10月4日のチャックイン時刻15時に一休.comから送信されてきたメールです。地域共通クーポン(一休の場合は電子クーポン)が受取可能になったことを伝えています。

 上の画像は、一休.comマイページのクーポン受け取り時の画像です。地域共通クーポンは旅行期間中に使えますが、一休の電子クーポンは、チェックイン時刻を過ぎないと、受け取りや利用ができません。紙クーポンの場合も、宿泊施設から受け取る場合は、チャックインしないと受け取れないですね。

 上の画像は、宿泊日チャックイン時刻を過ぎて、一休.comのサイトから地域共通クーポン(電子クーポン)を受け取ったスマートフォンの画像です。ちゃんと12,000円がゲットできました!!

 宿泊施設の夕食の際の追加ドリンク代(ワイン各種)を地域共通クーポンで支払い、残額0円になったスマートフォンの画像です。この1回の支払いで残額0円になりました!!

 上の画像は、地域共通クーポンで支払った際の宿泊施設のレシートです。施設側では商品券として扱っています。残額1,871円はクレジットカードでの支払いです。

 それにしても、よく飲む人たちです。夕食には、このほかにもオプションでワインペアリングが付加されていますし、何よりこの日は、カープドッチワイナリーのワインフェスタで午前中から飲んでいましたので。そして夕食後も、ワイン畑を見ながら、野外(ラウンジ)でバーボンなど嗜んでしまいました。(当然、翌日は二日酔いでした。(笑))

 私たちの宿泊した施設では、下の画像のような地域共通クーポン利用に際してのチラシをチャックイン時に配布し、説明を受けました。

 クーポン利用開始4日目ということもあるのでしょうかね。施設のスタッフは、地域共通クーポン利用の際、スピーディーで的確な対応をしていました。(酔っ払い相手の対応は慣れている(笑))

 宿泊日は、年に1度のワインフェスタの日でした。(これに合わせて宿泊したので当たり前ですが・・・)

 例年は、ここにある複数のワイナリーが大規模に実施するのだそうですが、今年はコロナ禍であり、カーブドッジワイナリー単独のフェスタで、シャトルバスなども運行せずに「こじんまりと」開催されたそうです。(確かに、「信州から来ました」って話したら、スタッフさんに「よく開催するの、分かりましたね」と言われましたので、大きな告知をしなかったようです。

 私がこのフェスタ開催を知ったのは、ここのホテルに泊まろうとして、何も知らずにホテルに電話をして様子を聞いたところ、「実は、10月4日はワインフェスタが開催されます」とフロントで言われたからです。そして「10月4日はあと1部屋空いています」とお聞きし、慌てて一休サイトから予約を入れたという経過があります。

 ワインフェスタはこんな感じで、「こじんまり」ながらもライブ演奏なども行われていました。

 このホテルは、このような広大なワイン畑の中に建っており、ワイン畑に出てワインを飲んだり、複数あるワイナリーを巡ったり、日帰り温泉や各種ショップもあるのです。日が暮れてからの、野外でワイン畑を見ながらの飲食も風情があります。ここは、1人1泊4万円以上しますが、死ぬまでに1回泊まってみたいと、かねてから考えておりましたので、今回、「GoToトラベル事業」のおかげで、長年の夢を叶えることができました。

「GoToトラベル事業」により、旅行代金と地域共通クーポンを合わせて、費用の約1/2を給付いただくことで、このホテルを予約することに対して背中を押してもらった感じです。

 「【自分年金作り】を標榜しながら、大きなお金を消費しているじゃないか」と言われそうですが、長年の夢が叶ったという満足感からいえば、「費用対効果」は絶大なものです。

 「自分の人生、どのように有意義に大切なお金を使うか?」、今回、私の場合は、長年の夢を叶えさせてもらいました。

 皆さんも、「長年行ってみたかった場所」があり、費用の面でそこに行けていないという方がいれば、ぜひとも、今回の「GoToトラベル事業」を活用して、長年の夢を叶えるべきです。それは、日本の経済を活性化させる一助ともなります!!

 「GoToトラベルキャンペーン」の期間は、当面、来年1月末までとなっていますが、国土交通大臣の発言によれば、予算の消化状況によっては延長もあり得るとのことです。みんな~、急げ~!

 とはいえ、新型コロナウイルス感染症対策として、「新しい旅のエチケット」をお忘れなく。着実な感染防止対策を講じて、安全で楽しい旅行を楽しんでくださいね~。

 「知らない人は損しているなと思う「GoToトラベル」地域共通クーポン利用実践記」でした。

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