相続空き家はコストがかさみます?
こんにちは、ディアパートナー行政書士・FP事務所代表の瀧澤です。
地域問題研究所とは?
私と協業する「相続関連分野」がご専門の行政書士 伊東先生と瀧澤が出資している地域シンクタンク「合同会社地域問題研究所」では、今月から「空き家解消」を最重要課題として、その問題解決に向けて取り組んでいきます。
これは、空き家率が全国3番⽬に⾼い⻑野県内において、賃貸・売買に活⽤できていない空き家所有者に対する「空き家解消に向けた⽀援事業」を開始し、⾃治体等と連携しながら地域社会の健全発展に貢献していくものです。
合同会社地域問題研究所(⻑野県松本市、代表社員:伊東敬)は、少⼦⾼齢化が進展する⼈⼝減少社会のなか、信州・⻑野県を暮らしやすくするよう、地域社会の課題を解決し、地元を活性化するためのシンクタンクとして、課題解決の実務者たちが1993年に設⽴、2019年に法⼈化しました。
社員は、伊東研究所長と研究員の私の2名ですが、2名の保有資格である、「行政書士」、「宅地建物取引士」、「ファイナンシャルプランナー」、「空き家相談士」、「相続診断士」、「遺品整理士」、「終活カウンセラー」、「グリーフケアアドバイザー」などの資格と、今までの実績や経験を生かして、地域の空き家解消、とくに「空き家所有者(予備軍を含む)」に向けてのアプローチを、地域自治体と連携しながら進めていきたいと考えております。
空き家の現状は
⽇本の空き家数846万⼾と空き家率13.6%はいずれも過去最⾼を更新しています。
⻑野県の空き家率は19.5%で、⼭梨県、和歌⼭県についで全国で3番⽬に⾼い状況です。⻑野県は別荘が多いという地域特性があり、どうしても空き家率は⾼めになりますが、別荘以外でも、都市部、農村部ともに「空き家」が多く⾒受けられます。
取り組みの内容は
今回の当研究所の取組みでは、次について重点的に⾏ってまいります。
① 賃貸・売買として活⽤できていない空き家所有者に対する公共の啓発・広報への⽀援事業
②「現状貸しの容認」を⼊れた農家住宅(※1)向け賃貸借契約締結の啓蒙啓発・⽀援への事業
③ 空き家の⽚付け・残置物処理(※2)をワンストップで提供できる体制の整備への⽀援事業
※1 敷地・建坪が広い住宅、納屋などが付帯した農家住宅などをさします。
※2 遺品の整理、廃棄物の処理、仏壇・神徒檀の閉眼供養(魂抜き)、農地や農機具の引継ぎなどを総合的に調整します。
具体的な取り組みは
地域問題研究所の具体的なアクションとして、以下の事業等に取組みます。
①⾃治体等と連携し、「好転事例の紹介」や「社会的・経済的なメリット」などに関し、空き家所有者(予備軍含む)を対象とした啓蒙啓発・広報事業を⾏います。
②ホームページにおいて積極的に広報活動を⾏い、地域社会の健全発展に寄与します。
今後は
最近、テレワークやリゾートワークが注⽬されていますが、その最適地である⻑野県においては、 特に空き家を有効活⽤し、定住⼈⼝や交流⼈⼝を増やしていく取り組みが重要になります。
アフターコロナを⾒据えて、空き家所有者に対するアプローチが必要不可⽋であり、それらの⽀援を通じて、地域社会の発展に寄与してまいります。
セミナー開催
取組みのスタート事業として、以下により「空き家解消セミナー」を開催します。
1 ⽬ 的 : 賃貸・売買として活⽤できていない空き家所有者に向けて、「好転事例」や「社会的・経済的メリット」を紹介し、空き家の有効活⽤を促す。
2 名 称 : ⻑野県内の空き家所有者向け「空き家解消セミナー」
3 主 催 : 合同会社地域問題研究所 共 催:合同会社ディアパートナー
4 ⽇ 時 : 令和3年8⽉7⽇(⼟) 午前10時から11時30分
5 場 所 : 松本市勤労者福祉センター 2-5会議室(住所:松本市中央4丁⽬7番26号 電話:0263-35-6286)
6 参加費 : 1,000円(資料代等、税込み)
7 申込⽅法 : 【要事前予約/定員20名/先着順】
・お電話での受付 ★受付時間 9:00〜18:00 0263-48-6900まで
・Eメールでの受付 ★24時間受付 info@chiken.jpまでメール送信
8 内 容 :
① 空き家所有者(予備軍含む)に向けた活⽤⽅法の事例紹介
②「現状貸しの容認」を⼊れた農家住宅(※1)向け賃貸借契約の紹介
③ 空き家の⽚付け・残置物処理(※2)をワンストップで提供できる体制の紹介 など
※1 敷地・建坪が広い住宅、納屋などが付帯した農家住宅など
※2 遺品の整理、廃棄物の処理、仏壇・神徒檀の閉眼供養(魂抜き)、農地や 農機具の引継ぎなどを総合的に調整
セミナーお申込みは
既に長野県内の自治体ご担当者様からもご参加申し込みをいただいておりますが、関係団体の皆さま、空き家所有者の当事者、一般の方、どなたでもご参加いただけます。上記の電話またはEメールでお申込みください。コロナ感染拡大防止のため、定員を50%にしぼっています。
空き家所有にかかる維持コストは
ここから、題目テーマに入っていきたいところですが、文字数が多くなってしまったため、次回投稿に譲ります。
次回は、「空き家を所有している」、または、「放置している」ことで、維持管理にかかるコストや経済的デメリットについて投稿していきますのでお楽しみに!