東京オリンピックは「観戦無観客化」へ。残念な結果に!
ディアパートナー行政書士・FP事務所 代表の瀧澤です。
先般、7月23日から開催される2020東京オリンピックの競技観戦のほとんどが無観客の中で行われることが決定されました。
「オリンピック開催の1年延期」や「外国人観戦のNG」などに加えて、ほとんどの競技が無観客で実施されるという、異例のオリンピック開催となってしまいました。私も3セッションの決勝チケットを持っていたので、全ての日程でホテル予約もしてありましたが、昨日、全部キャンセルしました。チケットホルダーとして大変残念な結果ですが、コロナウイルス感染拡大防止のためには致し方ありませんね。(結局、チケット購入の際の振込手数料分だけは私の損失になります。ただし、VISAカード支払いでは損失は発生しません。)
オリンピック組織委員会からは、観戦チケット購入者に対して、7月10日に以下のようなメールがありました。
このメールによれば、無観客開催となった競技観戦チケットは、オリンピック終了後に自動的に払い戻しになる旨が記されています。7月11日時点で、北海道と福島県で開催される競技も無観客となりましたので、ほとんどのオリンピック競技が無観客で行われることになります。
東京オリンピックの誘致が成功した時、まさかこのような事態になるとは誰も思いもしなかったでしょう。運営する組織委員会の皆さまには、せめて、オリンピックに参加する選手の実力が発揮しやすい環境をご提供いただきたいと思います。
私たちはテレビ観戦ということになりますが、通常のオリンピックのように盛り上がるのでしょうか。今までに体験したことのない事態になっていますので、どのような展開になるのか関心が集まるところです。
私の住む長野県では、二十数年前に「1998長野冬季オリンピック」が開催されました。スキージャンプ団体(原田選手や舟木選手が活躍)が逆転で金メダルを獲得した時のオリンピックです。
1998年当時は、まだパソコンなどもあまり普及しておらず、ガラケー携帯電話も普及途上でした。したがって、観戦チケットは紙媒体のみ。ですので、今回東京オリンピックのような度重なるチケット取扱いの変更には、とても対応できなかったと思います。今の時代だからこそ、直前の路線変更にも対応できるのでしょうね。
先週初めには、以下のようなメールも届いていました。チケット抽選延期のお知らせです。
オリンピック開催月に入ってからの路線変更ですので、組織委員会事務局のスタッフ皆様のご労苦には察して余りあるものがあります。大会を支える警備や運輸などに携わる方々、ボランティアの皆さまの処遇などもなんとか目途をつけなければなりませんし、大会が終わった後にも、チケットの払い戻し手続きがありますので、通常のオリンピックよりは煩雑な手続きが残されています。
今回のオリンピック、今までにはなかった困難な状況の中で開催される極めて特異なオリンピック開催ということができると思います。オリンピックが始まれば、アスリートたちの活躍ぶりが注目されていくような大会になってほしいと思います。
私は4月初めに長野県内を巡った聖火リレーの点火セレブレーション会場(4月2日松本市会場)でのイベントをみることができただけでも幸せかもしれませんね。
また、9月に開催予定のパラリンピックでは、ぜひ、コロナウイルス感染拡大も収まり、ワクチン接種も進んで、観客を入れた盛り上がった大会になることを期待しています。
ちなみに、パラリンピック大会最終日に行われるパラリンピック閉会式のチケットを持っていますので、ぜひ、生で観戦することができれば大変有難いことです。パラリンピック組織委員会の関係者の皆さまもこれから綱渡りの日々が続くと思いますが、盛り上がった大会になることを期待しています。