【終活】遺影を楽しく準備 孫と一緒はNG

みなさん、こんにちは!「家族信託」や「遺言書」など生前の相続対策に特化した取組を行うディアパートナー行政書士事務所です。いよいよ今年も残りわずかとなりました。年末年始は遠くに住んでいる家族と話をする機会も多くなるのではないでしょうか。

さて令和4年12月28日付日本経済新聞電子版「シニアサポーター」に「遺影の準備」についての記事が掲載されていました。そのその見出しには「孫と一緒はNG」となっていましたが、どのようなことなのでしょうか。今回は「【終活】遺影の準備」について考えてみましょう。

60代男性からのクエスチョン

まずは、60代、男性会社員からの以下のようなご質問です。

定年を機にエンディングノートと合わせ、遺影を用意しておきたいと思います。子どもらに迷惑をかけないためにも準備すべきだと知人からも忠告されました。生前に遺影を撮影する人もいるそうです。ポイントや注意点を教えてください。


「遺影を生前に準備するなんて縁起でもない」。そんなイメージは過去のものになりつつあるようです。葬儀会社も遺影だけは用意することができません。このため、人生最後の過ごし方や医療について自分の意思を書いておくエンディングノートやリビングウィル(終末期医療における事前指示書)の準備と同時に、遺影を撮影して用意しておく人も少しずつ増えているのが実状です。

遺影準備のメリット2つ 

遺影を事前に準備するメリットは大きく2つあります。

1つは自分で納得いく理想の遺影を用意しておくことは「終活」でもあり、精神的なゆとりにつながることだといいます。自分が死んだ後のこととはいえ、葬儀の会場に自分が気に入らない写真が飾られるのは嫌なものなのではないでしょうか。さらに火葬場でも掲げられるため、遺影を見るのは親しい人だけではありません。

2つ目は用意しておかないと家族を困らせることになるため、「これを使って」と言っておけば子どもたちを安心させることができることです。

「遺影の準備」がないと参列者への訃報連絡などの準備に追われるなかで、遺影用の写真を探す負担を家族に強いることになります。

火葬が終われば遺影は家族のもとに残ることになります。日本写真館協会事務局長の宗建二郎さんは「仏壇などで家族が日々見ることになる。本人も家族も『これならいいね』と思える写真を残しておきたい」と話しています。

どのように準備?

では、どう準備したらいいのでしょうか。全国どこの写真館でも「遺影を撮ってほしい」と言えば引き受けてくれるでしょう。宗さんによると、今はほとんどの人が笑顔の写真を好み「ギターやフルートを持ったりオートバイにまたがったり、趣味を反映した写真なども遺影として撮影している」といいます。

ただ、注意する点もある。遺影の撮影は普通、亡くなる直前というわけにはいきません。何年前まで大丈夫なのでしょうか。宗さんは「(遺影の賞味期限は)決まりはないし年齢にもよるが、10年前ぐらいまでなら問題ない」と話しています。

この次のNG部分がもっとも気になるところですが、遺影準備にはNGもあります。例えば孫と一緒に映った写真です。「遺影に映れば、その人も亡くなったと誤解されかねないので、どんなに仲が良くてもお孫さんや配偶者と一緒に遺影に納まるのは絶対におすすめしません」(宗さん)。同様にペットと一緒の写真もやめた方がいいようです。

どうやら生物と一緒に撮影するのはやめた方がよさそうです。

写真館に遺影専門コース

「えがお写真館」(東京・豊島)には遺影専門のコースがあります。訪れる9割以上が女性だといいます。撮影だけではなく、一番人気「トータルビューティープラン」(税込み2万9800円)はフェイシャルエステ、ヘアメーク、ハンド・ネイルケア、貸衣装のサービス込みでデータ付きの写真をもらうことができます。

代表の太田明良さんは「最近は、夫婦で来てそれぞれ撮影したり、お子さんが両親にプレゼントする形で撮影に来たりする人も増えた」と話しています。そして「遺影は本人だけでなく家族とのつながりを表す。家族が『本人らしい』と感じる写真をぜひ残してほしい」と強調しています。

年間約40万人の遺影作成を手掛けるアスカネットの葬儀に関する調査(2018年)では、喪主の経験や近い親族を亡くした経験がある人の23%が「遺影に使う写真の原板選び」を一番困ったことに挙げています。

やや古いデータになりますが、20代から60代の女性を対象にした同社の遺影に関する調査(2014年)では、約7割の人が「自分の遺影を選んでおきたい」と回答しています。すべての年代で「選んでおきたい派」が半数を超えましたが、実際に「準備している」人はわずか2%強にとどまっています。

ピンボケ写真も修正

遺影の撮影ができる写真館の紹介も行っている日本リビングウィル協会代表の柳田智恵子さんは「家族が亡くなったときはどっぷりと悲しみたい。そんなときに遺影をどうするかの打ち合わせを葬儀会社とするのは酷だ。リビングウィルを考えるのに合わせて遺影も準備しておくと安心です」と話しています。

どうしても撮影する機会を逃した場合も安心できるサービスが存在します。アスカネットは、これまで難しいとされていたピンボケの写真をきれいに修正する技術を開発し、葬儀会社を通じて修正加工した遺影を提供しています。同社フューネラル事業部の青砥剛さんは「免許証程度の大きさでもきれいに仕上がるので、とても喜ばれています」と話します。

まとめ

終活の一環として「遺影の準備」は欠かせないものかもしれません。ほとんどの人がそう思っていながら、実際に準備する人は意外に少ないのですね。

終活のなかには、生前の相続対策や遺言なども含まれますが、こうした一連の準備は、残された家族が困らないようにしたいという思いからからです。それに本人自身の精神的なゆとりにもつながります

いつから始めればよいか?という疑問はついては、人間も生物なので死亡率は100%、早いか遅いかなのですが、それは神のみぞ知るところです。できる限り早めの準備が欠かせません。

終活の一環として「自分史えほん」

私共は、今回のテーマ「遺影の準備」と類似したサービスである「自分史えほん」「自分史フォト」を提供しております。

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それは、生前の「相続対策」を皆様にもっと身近に感じていただくために、地元の編集人や絵本作家・イラストレーターと協業して取り組んでいる「自分史えほん」「自分史フォト」作成サービスです。今年7月にサービス開始しました。

そして、この「自分史えほん」作成サービスは、8月26日付けの日経MJ「いち早Check」で取り上げられました。
「日経MJ(にっけいエムジェイ、Nikkei Marketing Journal)」は、日本経済新聞社が発行している消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙です。

1971年(昭和46年)5月1日に『日経流通新聞』として創刊され、2001年(平成13年)4月の創刊30周年を機に『日経MJ』に名称が変更されました。発行部数は約25万部で、発刊は月・水・金曜日発行(朝刊のみ)です。今年は、このような歴史ある業界紙に「自分史えほん」を全国にご紹介いただくご縁をいただきました。

さらに、「自分史えほん」「自分史フォト」作成サービスは、地元・長野県松本市のふるさと納税返礼品に採用されました。地元の編集人や絵本作家・イラストレーターと協業した取組みなどが評価されたものと考えられます。

この返礼品は「3万円ギフト券」になっていますので、ご自身が使用するほか、親御さんや親族・知人へのプレゼント用として活用することが可能です。帰省して久しぶりのご家族との団らんで検討してみてはいかがでしょうか。

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