【実践記】退職金運用も見据えて!投信積立を開始・解約
3月末で42年間勤めた地方公務員を定年退職しましたが、退職金の明細などが示される年末から年度末にかけて、現在行っている投資信託の定期積立などの内容を見直しました。
個人的な理由が多いので、あまり皆さんの参考にはならないかもしれませんが、ブログ投稿しますね。ご一読ください。
〇【ユニオン投信】
まず、月々1万円、ボーナス月に+1万円の投信積立です。積立先は、長野県松本市が所在地の「ユニオン投信」です。
ユニオン投信株式会社|長野県松本市 (unionam.co.jp)
ユニオン投信は、エプソン労働組合が母体となって作られた、他に例を見ない大変ユニークな投信会社です。セイコーエプソン株式会社は、長野県諏訪市に本社を置く情報関連機器、精密機器のメーカです。エプソンのプリンターを利用している方も多いのではないでしょうか。
「働く仲間と家族の財産づくりに役立つこと」がユニオンファンドの目的で、それを通じて明るい未来・希望ある社会づくりに貢献することが経営理念だそうです。
長野県職員であった自分からしますと、運用実績からのチョイスというよりは、長野県内に所在するファンドということで、地場産業を活性化させたいというのが最初の動機でした。
このユニオン投信株式会社、設立は2008年です。初めて説明会を聞きに行ったのは、10年以上前ですので、恐らく設立して間もないころだと思われます。説明会場には、確定拠出年金の運用商品を選ぼうというエプソン関連の若い人たちで一杯でした。さわかみ投信会長の澤上篤人さんの講演などもあり、かなり盛り上がっていました。
気になる運用成績ですが、なかなか良好だと思います。私の場合は、ある程度、基準価額が上昇したところで利益確定してしまいますので、長期間通しての実体験はありませんが、そこそこ儲けさせてもらっています。
結構気に入ったファンドだったので、二人の娘の就職時にはユニオン投信口座を作らせて、月1万円の積立てをやらせたほどです。長女からは、運用益で「電動自転車」が買えたとかなり喜んでいました。直近では基準価額は3万円を超えるようになってきています。(私が昨年末に利益確定した時には、26,000円台でした(泣)・・・)
ユニオン投信はユニオンファンドのみで「NISA」には対応していませんので、運用益に所得税等税金はかかります。ここがデメリットですが、他のネット証券などでNISA口座を開設して運用すれば、手数料が少額ですし、投資信託のリスク分散にもつながります。
退職前の整理として、ユニオンファンドを年末で利益確定しました。そして投信口座は残したままで積立は停止しました。
前年から繰り越している所得税の損失部分の還付を受けようと思ったことと、コロナ禍でこれ以上の基準価額上昇は見込めないと判断したためです。(まさかコロナ禍の今、これほど基準価額が上昇するとは思いませんでした・・・)
〇【八十二銀行】
それから、NISA口座を作っている八十二銀行の不動産投信を年始に利益確定しました。不動産投信に関する経済ニュースが多発しており、これ以上の上昇は見込めないと感じたからです。(見込みは外れました・・・)
八十二銀行のNISA口座には、バランス型投信の積立が残ったまま(月1万円の積立も継続)になっていますが、若干ながら損失となっているので、これについては積立を続けながら、当面経過観察していきます。
八十二銀行でNISA口座を作ってあるので、4月半ばに退職金を受け取った時(八十二銀行を受取口座にしてあります)に、そのまま3ヶ月間、退職金専用の特別金利3ヵ月物円定期預金に全額預金を予定しています。NISA口座があると通常より0.2%利率がアップします。
退職金の運用については、預入れ3か月後に、利率が高い金融機関に1,000万円づつ円定期預金を予定しています。なぜ、1,000万円づつにするかというと「ペイオフ」に対応するためです。
私、貴重な”ペイオフ経験者(日本史上、ただの1回しかペイオフ発動されていません!)”でありますので、「ペイオフ」対策として1,000万円づつ5年物定期に預金しようと考えています。
現在、利率が高い金融機関は小規模な信用組合などが多いですので、政府に保証していただける”1,000万円+利息分”までにしたいと思います。
「ペイオフ」についても、「退職金の運用」についても、今後、ブログ投稿していきますね。(特に「ペイオフ」はなかなか体験できない面白い出来事でした・・・)
〇【私の投資信託運用方針】
私の場合は、投資信託の購入は全て毎月積立のみで行っています。「ドル・コスト平均法」=定額購入法で投資しています。これは資金を分割して均等額づつ定期的に継続して投資するものです。
自分は、運用益がでている時にしか確定しないので、投資信託については過去に損失を被ることはありませんでした。(損失が出ている場合は、利益が出るまでずっと放っておきますが、それほど長い期間がかかったことはありません!!)
ただし、個別株式では、だいぶ痛い目を見ています~(笑)。
〇【新たな投信積み立てを開始】
定年退職を前に「ユニオン投信」は、利益確定し、投信口座は残したまま、毎月積立は停止しました。
そして、新たにイオン銀行に投信口座を開設しました。既に八十二銀行でNISA口座を開設していますのでNISA口座ではありません。そして、イオン銀行で毎月投信積立を始めました。
これは、退職金の運用などとも関係するのですが、イオン銀行には、「イオン銀行Myステージ」という制度があり、対象取引の利用に応じて自動的に「イオン銀行スコア」が貯まり、決定したステージごとの特典を受けられるサービスがあります。
例えば最高ランクの場合、普通預金の利率が「0.1%」になりますし、他銀行への振込手数料が月5回無料になります。また、他行ATM利用も月5回まで無料になります。
ランク付けは毎月見直されますが、投信残高や投信自動積立、イオンカードやワオンの利用などの項目もポイントになるため、投信自動積立を始めました。
医療保険のカテゴリーで以前投稿しましたが、定年退職後は民間医療保険には入らず、治療費負担は「普通預金に〇百万円」預金しておいて、そこから支出するようにします。(同居する二女には、「私の治療費負担はイオン銀行普通預金」から支出するよう伝えてあります)
そうなれば、いつ使うか分からない纏まった金額が”普通預金”口座に預けてあるわけですので、普通預金利率は高いほど良いわけです。
ちなみに4月9日現在の八十二銀行普通預金利率は「0.001%」ですので、イオン銀行普通預金利率「0.1%」は、100倍の利率になります。(イオン銀行スコアが最高のプラチナステージになる必要はありますが)
日本人男性の平均余命は80歳を超えていますので、平均的にいえば、私はあと20年以上は纏まった金額を普通預金しておかなければなりませんから、1年毎の差は小さくても、20年まとまれば非常に大きくなります。(※20年間分の利息ををイオン銀行と八十二銀行と比較すると「2,000倍」違います!)
こんなことで、退職前に投信毎月積立を開始・解約しました。