【実践記】定年退職前の生命保険見直し
3月末で定年退職となりました。4月からはフリーランスとして活動していきますが、定年を契機に「生命保険」的なものを見直しました。
現在、私が面倒を見なければならない家族は誰もいません。両親と妻は2016年にそれぞれ天国に旅立ちました。娘二人は独立し、それぞれ家庭を持っています。次女家族は私と同居して、食事や洗濯などは共同で行っており、扶養関係等はありません。
私が加入していた「生命保険」的なものは、以下の通りです。子供の独立や妻との死別の際に、少しずつ見直してきたつもりでしたが、FP的にも加入し過ぎていたと思います。
まずは、職員組合が斡旋する「自治労共済」です。(私は地方公務員だったため、民間の生命保険には加入していません。)
【保証内容】
・死亡/重度障害 1,000万円
・不慮の事故/感染症による死亡 2,000万円 同身体障がい状態 1,000万円~40万円
・不慮の事故による入院 3,000円/日(初日から180日まで)
・不慮の事故による通院 1,500円/日(初日から30日または60日まで)
・病気による入院 3,000円/日(初日から180日まで 日帰り入院から支払い)
・病気による退院後の通院 1,500円/日(初日から60日まで 連続5日以上の入院後)
・5大成人病による入院 3,000円/日(入院5日目から360日まで
・手術 3・6・12万円/回
・傷病障がい/肝硬変または慢性膵炎と診断 50万円
・臓器提供のための手術 10万円
・診断書料補助 5,000円
・がん診断およびがん死亡 それぞれ20万円
・慶弔共済 結婚4万円 銀婚2.5万円 出産1.5万円 子供の入学(小中高大)1万円
【医療コース(特約とお考え下さい)】
・不慮の事故による入院が10,000円/日に
・不慮の事故による通院が5,000円/日に
・病気による入院が10,000円/日に
・病気による退院後の通院が5,000円/日に
・5大成人病による入院が10,000円/日に
【掛金】
4,760円/月+医療コース(特約部分)2,660円/月 = 7,420円/月
自分の加入していた内容は、上の自治労共済の死亡保障や医療保障と同等ですが、他の保険にも加入しているのでかなり重複していて、加入しすぎだったかもしれません。(給料天引きなのであまり気にしなかったのが災いしました!)
次は、一般財団法人長野県互助会が募集する「生活年金保険」です。
【保証内容】
・死亡・高度障害 1,200万円
・死亡/高度障害・障害保険金(年金原資として) 725万円
※長期継続保障コースは収入保障、重病克服支援コースは医療保障になります。
【掛金】
13,532円/月
《自治労共済+生活年金保険》
【掛金合計 20,952円】(他にボーナス加算が約2万円あり)
【保障内容(合計)】※入院通院はアフラックがん保険を含めています)
・死亡/高度障害 2,200万円
・年金原資 725万円
・病気による入院 1.5万円/日(がんの場合2万円/日)
・病気により通院 5,000円/日(がんの場合 10,000円/日)
これを改めて見てみますと、扶養するものがいない私にとっては「保険に入りすぎ」でした。「自治労共済」と「生活年金保険」、「アフラックがん保険」それぞれの保険1本のみの保証で生活していく場合の保証内容となっていたので、重複感が極まりないですね。
退職後の生命保険的なものは、「自治労長期共済の遺族給付」のみです。
これ(私の場合)は、死亡・重度障がいになった時に、100万円/口が給付され、掛金は終身で97.5万円です。基本的には遺族に支払われますので、私は2口加入しました。⇒ 遺族給付200万円、掛金195万円(一括納付)
その他、医療給付的なもので、地方職員共済組合の「入院医療費支援制度」に加入のほかは、イオン銀行普通預金に〇百万円を預金しておくという極めてシンプルなものに整理してみました。
今後、フリーランス事業の成り行きなど、自分の周りの環境変化に合わせて、見直しをしていくつもりです。