【実践記】「初めての相続対策セミナー」を開催!

 こんにちは、ディアパートナー行政書士・FP事務所代表の瀧澤です。

 先週の土曜日午前に「初めての相続対策セミナー」を開催しました。

 ※松本市の新型コロナウイルス感染急拡大(8月18日/32人感染者)を受けて、急遽8月21日開催のセミナーを中止します!

相続セミナーの開催

 開催した場所は「松本市勤労者福祉センター」会議室をお借りしました。地元民は、略して「勤福(きんぷく)センター」と呼んでいますが、松本市が管理する勤労者・企業向けの会館です。建物自体は古いながら、一昨年に改修工事が行われ、小奇麗になっています。立地的にも、長野県内最大級の商業施設「イオンモール松本」に囲まれるような場所にあります。(イオンモール松本は、晴庭、風庭、空庭の3棟で構成されていますので、それらに囲まれている感じです。)

 私自身、今回初めて、相続対策セミナーを開催するということで、「相続診断士」という民間資格を取得し、関連セミナーを受講するなど準備を重ねてきました。その他にも「遺品整理士」や「空き家相談士」、「終活カウンセラー」、「グリーフケアアドバザー」など、相続に関連した資格を取得してきました。

セミナー開始 10分前

相続問題が起こる原因

 相続におけるいちばんの懸念事項は「相続税」だと、多くの方が考えているのではないでしょうか。しかし実際には、それ以前の話である、「資産=相続財産の分配」を巡ってもめる家庭が圧倒的に多いのです。

 その主な理由は、家族間の「感情面の問題」の影響です。親から受けた援助の不平等感、老親の介護をめぐる不満、残された親の生活をめぐっての兄弟姉妹間の意見の相違など、いろいろな思いや考えが複雑に絡むケースも珍しくなく、円満に解決できる家庭ばかりではありません。

  さらに、土地家屋(不動産)や未上場の自社株など「分割しにくい資産構成」という問題も重なります。金融資産だけ、あるいは複数の相続人が納得する潤沢な資産があればいいのですが、もし遺産が自宅のみで、相続人にも金銭的余裕がなければ、公平な分配をするには売却するしかありません。しかし、それによって生活基盤を失う相続人(被相続人と同居していた相続人など)が出るケースもあります。

 相続人同士が「遺産分割協議」で歩み寄れないとなると、たいていは法律の力で解決を試みることになりますが、親族が法廷で白黒つけるべく争えば、たとえ相続問題の決着がついたとしても、人間関係の修復というのは困難です。

 そのため、相続人にとって「法的には正しいが、不本意」な着地になるケースがしばしばあるのです。 家庭裁判所の調停や裁判は「遺産分割」は決めてくれるものの、家族間の心情などの解決はしてくれません。調停すればうまくいくと思うのは大間違いで、後戻りできずに絶縁状態となり、後悔する人も少なくありません。

円満な相続に向けて

 こうしたトラブルを未然に予防し、残された家族が「円満な相続」に向けた準備や工夫を行うための考える機会として、今回、相続対策セミナーを開催することにしたものです。

 私は、保険商品や金融商品を扱っていない「独立系FP(※)・独立系相続コンサルタント」でありますので、セミナー開催に当たっては、会場費や資料代が発生するため、税込み1,000円の受講料を頂戴しています。(※注)金融機関や保険会社に所属する企業系FPに比べ、独立系FPは中立的な立場でアドバイスができる強みがあります。

遺産分割・金額別訴訟割合を示した円グラフ(出典:平成27年司法統計年報)

 

 「うちは相続税がかかるほどの資産はないから大丈夫!」と思っている、そこのアナタ。上のグラフを見てください。平成27年当時には相続税非課税枠だった5,000万円以下の相続の訴訟割合が全体の3/4以上を占めています。(1,000万円以下が32%、1,000~5,000万円が44%)

 相続税の対象とならない相続案件でも、多くの相続トラブル(「争族(そうぞく)」といいます)が発生しているのが現実です。

 相続トラブルが起こらず「円満な相続」を行うためには、中長期的に対策を考えながら準備を進めていく取り組みが必要になってきます。

 また、ご家族とも相続などに対する考え・意思を共有しておいてもらう必要をあります。「相続に関する考え・意思の共有」といっても、いきなり相続財産の話をするのではなく、「希望する介護」や「老後の過ごし方」、「認知症になった場合の対処」、「延命治療への考え方」など、そうなった時の対処について、予め考えを共有しておくことが大切です。認知症になった場合や突然、意識を失った場合など、本人の希望や意思を確認することができない場合もありますので、事前に家族同士で考え方・意思を確認し、共有しておきましょう。

セミナー内容

 開催したセミナーでは、パワーポイントを使って、「実際の相続案件事例」や「円滑に相続が行われたケース」、「相続対策の実例」なども交えて、わかりやすく解説していきました。

パワーポイントを使って「分かりやすく」をモットーに!

 詳細な部分は理解できなくても、「早めに準備すること」によって、対策の選択肢も多くなり、時間をかけて準備することが大切だということをご理解いただければ幸いです。

私がお手伝いできること

 私が相続関係(相続コンサルタントとして、行政書士として)でお手伝いできることは、以下のとおりです。

相続コンサルとしてお手伝いできる3つのこと
行政書士としてお手伝いできる3つのこと

私の特徴(長所) 

 そして、相続コンサルタント・行政書士としての私の特徴は次のとおりです。

相続コンサル瀧澤の特徴

今後の開催予定

 今後も月1回のペースで、松本市勤労者福祉センターをメイン会場として、相続対策セミナーを開催していくこととしておりますのでご期待くださいね!セミナーのテーマも「遺言書の作成」や「エンディングノートの書き方」など、様々な企画で開催したいと考えております。「分かりやすく」をモットーに開催していきますので、ご興味のある方はご参加してくださいね。

 ちなみに、8月は「8月21日(土)10時~11時30分」、9月は「9月25日(土) 10時~11時30分 」に開催を予定しています。

 開催する際には、長野県松本地域の信濃毎日新聞に火曜日から土曜日までの週5日、折り込まれる生活情報紙「MGプレス」の「くらしポケット」に掲載していきますので、チェックしてみてくださいね。今回セミナーの告知は、以下のようになっていました。

生活情報紙 MGプレス「くらしポケット」

  現在、松本市勤労者福祉センターは、新型コロナウイルス感染拡大防止措置がとられ、定員が50%に抑えられていますので、定員は少人数にさせていただいております。よろしくお願いいたします。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

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